遠い祖先の時代から続く
巡礼の旅
1400年以上の信仰が今も息づく
山岳信仰の聖地 出羽三山の羽黒山。
その山麓の門前町には
江戸時代から続く、山伏たちが営む宿場があります。
江戸時代の巡礼の旅は危険と隣り合わせでした。
道中はまさに命がけ。
それでもお山を目指した人々の「ベースキャンプ」となったのが、
「手向の宿坊街」です。
出発前から入念に準備を重ねてきた巡礼者たちは
聖域の入り口となる宿坊街で一晩を過ごし
みなりを整えてから山に入り、
神仏に手を合わせました。
その営みは、「講(こう)」と呼ばれる巡礼者たちを中心に
今もなお続いています。
先人たちが紡いできた信仰と伝統を
宿坊を営む山伏とともに歩いて感じてみませんか?